My Life in Ethiopia

青年海外協力隊員としてのエチオピアでの暮らしについて。

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人間らしい暮らし


 こちらに来て、人間らしい暮らしってどんなものだろうと考えることが多くなりました。日本にいる時も、「幸せって何だろう?」とか話していたこともありますが、こちらでは、子どもの姿をよく見るせいか、残業などというものがほとんど存在しないせいか、「働き方」についても考えさせられます。

 先日、出産休暇を終えたらしき女性が、「赤ん坊の写真撮りに来て!」と言うのでお宅にお邪魔してきました。時刻は16時半。彼女は配属先の建物によくいるのですが、何の仕事をしているのかはよく分かりません。勤務時間も同様。一般的には公務員は17時半が終業時間ですが。
 お宅に伺うと、1歳9か月の長男が満面の笑みで迎えてくれます。そして、どういう関係かはよく分からない女性が2人。妹だと言っていたような気もしますが、その女性が背負っている赤ん坊が、この間彼女が出産した次男(4か月)。

伝統衣装を着ている妹さん(?)。エチオピアには海はないのに貝の装飾が施されてます。
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 早速ソファで授乳開始。その間も長男が彼女にまとわりつき、言葉にならない声を発しています。そうこうしているうちに、次男が母親の腕の中で放尿(パンツもズボンもはいてませんでした)。でも誰も何も言わないし、何もしない。衛生的にはどうかと思いますが。
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そして、家で焼いたというパンを出してくれて、ブンナセレモニーをしてくれました。
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サロンの様子
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 で、彼女が言うことには、「こうやって家で子どもといる時間がとても楽しいし、幸せ。友だちに会えなくても、仕事がなくても、子どもといられればいい」と。

次男(タマスガン)とお母さん(エマベット)のことが大好きな長男(ハブタム)
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 エチオピアでは、赤ん坊を背負っている女性が本当に多い。ガバヤ(市場)で野菜を売っている女性も、買っている女性も赤ん坊を背負っているし、道を歩けば子どもがわんさかいる。ちょっと村落部に行くと、働いている女性の背中には赤ん坊、そばには小さい子ども、という光景をよく目にします。職場と家が分離してしまっている日本ではなかなか難しいことですが。裕福ではなくても、家にお手伝いさんがいることはエチオピアでは珍しくないので、オフィスで働く女性も、出産時と出産後だけ休んで、あとは普通に勤務してたりします。
 かたや日本の雑誌を読むと、働く女性の置かれている状況のいかに厳しいことか。
 もちろんインフラ、医療環境、衛生状態などを見ると「エチオピアの方がいい」とは単純には言えないのですが、
 そんなわけで、人間らしい暮らしってどういうことなのか、考えさせられてしまうのでした。
  1. 2012/12/21(金) 20:08:51|
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「そこにある物は(後先考えず)何でも使う」精神


 先日、州、県、郡などのエナジー部門の公務員のためのトレーニングがあったらしく、ちょっとだけ顔を出してきました。もちろん私の配属先の県のエナジー部門のスタッフもいましたが、そんなトレーニングがあるなんて、誰も教えてくれない。郡スタッフが推奨しようとしている新型七輪が私の家に置いてあって、それを展示したいからということで郡スタッフが連絡してきました。
 トレーニングとは言っても、ほとんどが文字だらけのパワーポイントを使っての説明だったようですが、州のスタッフと話している私を見つけて、県のスタッフが寄ってくる。曰く、「彼女は改良かまどをプロモーションしていて大変素晴らしい活動をしている。でも改良かまどにしか興味がない」。会場の公民館にはソーラークッカー(太陽光を利用して調理できるもの)なども展示してあったので、自分はそういうこともちゃんと知っているというアピールだったんだと思いますが、こういうのを見ると、公務員が知識だけ仕入れてもどうしようもないと言いたくなります。自分の周りを見てみれば、ソーラークッカーどころか改良かまどでさえ使われていないのに。

郡スタッフが改良かまどと新型七輪、他の誰かがソーラークッカーを展示。
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 と、それは置いておいて。
 5日間にわたるこのトレーニングの間、午前中のお茶休憩にはコーヒーかお茶が出るようですが、どうやら午後のお茶休憩にはソフトドリンクが出るらしく、会場の公民館には王冠が散乱しています。エナジー部門のスタッフのくせに(関係ない?)、こういうの見ても何も思わないのかなと思いつつ、ちょうどいい機会なので王冠をいただき、暇そうにしている人たちにオセロをアピールしてみました。が、またもや上述のスタッフが邪魔しにくる・・・・。

クッキーなんて初めて見ました。(地面に置いてある。)味はあまりなかったです。
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お茶休憩は必ずあります。
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散乱する王冠
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ボードはないがオセロを教えてみる。
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 と、また脱線してしまいましたが。
 このトレーニングを見て思うこと。エチオピアの人は、そこにある物を何でも使うということ。例えば今回のトレーニングで配られていた改良かまどのポスターとリーフレット。お尻に敷くために使われていました。

これ。そんなに清潔な服着ているのかと言いたい。
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他、うちわや風よけとしても使われていました。
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 他にも、未使用のコピー用紙で携帯電話を拭く。私があげたジャイカカレンダーをお尻に敷く、あるいは火の焚き付けに使うなど。
 「そういう目的で使うためにあるんじゃない!」と言っても、「問題ない」とまるで気にしない。
 そしてその後はそのまま放置。というより紙などはわざわざびりびりに破って地面にポイ。
 思うにこれまでの暮らしでは、土に還る物しか入手できなかったため、ごみを地面に捨てるという習慣があるんだと思いますが、土に還らないゴミだらけの地面を見ても何も思わないんだろうか。環境への問題意識などというものを期待しても無駄なのかなと残念に思いつつ、これまでに、床屋2軒、自転車修理屋兼靴屋1軒、プールバー1軒、自動車免許学校1軒にオセロを紹介しました。

自動車免許学校でのゲーム結果。裏(白い方)、完敗。4つしか駒がない。
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 また、郡のスタッフに英語ができる女性がいて、仲良くしてくれているため、彼女にもオセロを紹介してみました。コピー用紙の包装紙で作ったボードと、64個の王冠はあげるつもりだったのですが、「ボードを作りたいから、もし包装紙があったら取っておいてね」と言ったら、早速包装紙を一つ持ってきて、しかも、それで自分たち用にボードを作り始めました。初めての展開。しかも、中に厚紙を入れて丈夫にしている。「リユースが大事なんだから、新品は使っちゃだめだよ」と言ったら、「大丈夫、古くて使えないやつだから」とのこと。しかもボードに名前を書いていました。

ボード作成中
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 オセロを楽しんでくれるのはいいけど、現在の懸念は、「王冠をポイ捨てするな。ゴミも活かせば資源!」という私のオセロ普及活動の目的が伝わっていないのではないかということ。なので紹介する度に「環境のためだからね!」と連呼していますが、伝わっているかどうか。というわけで、彼女たちを見習って、ボードに「ごみのポイ捨て禁止!リユースしろ!」と書こうかなと思っています。
  1. 2012/12/21(金) 19:53:21|
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歯磨きの木


 エチオピアには歯ブラシがありません。というか、ありますが、使っているのは外国人と一部のお金持ちだけだと思います。
 では、エチオピア人はどうやって歯を磨いているか。エチオピア人にとっての歯ブラシがこちら。歯磨きの木です。子どもたちがポケットティッシュやガムを売るように、この歯ブラシの木を売っています。

歯ブラシの木と束。右に写っている人が持っているのが歯ブラシの木。
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 先日、竹炭プロジェクトで行った場所で、現地の人がスタッフに、この歯磨きの木をプレゼントしていたので、私もちょっとだけいただきました。で、使ってみました。
 樹皮を剥いで、中の繊維をかなり噛んで柔らかくしてから使うそうなのですが、繊維がいつまでも口の中にあり、歯磨きブラシとして使うのは私には難しかったです。なので子どもにあげてしまいました。

歯ブラシの木を使う子ども
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 エチオピアではほとんど歯科を見かけないし、(もちろん首都や地方都市には、外国人と一部のお金持ち向けらしき歯科がありますが、)一般のエチオピア人は虫歯になったら大変そうです。どうしてるんだろう。でもそうならないためになのか、エチオピアには爪楊枝があり、食事後、老いも若きも爪楊枝でシーハーシーハーしています。いや、食後だけでなく、その辺の木の枝で、シーハーシーハーしている姿を良く見かけます。
 そのおかげなのか、エチオピア人の歯は白くてきれいな人が多い気がします。

配属先の隣のスポーツ部門のスタッフたち。白い歯が素敵です。
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  1. 2012/12/21(金) 16:46:37|
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ツォム再び


 去年、ファシカ(イースター)前の2カ月、大変な思いをしたツォム(動物性たんぱく質の断食)ですが、なんと、1月8日のガンナ(エチオピアのクリスマス)に向けて、約2カ月弱、またツォムだそうです。
 去年そんなのやってたかな?と思いつつ、ツォムが始まる前日にシュクラティブス(七輪焼肉)を食べ納めに行ったら、かなりの人で賑わっており、ああ、みんなお肉を食べ納めてるんだなと思っていたのですが。
 その後、肉屋に肉が売られていました。
 どうやら今回のツォムは、人によってやったりやらなかったりというかなり緩いものらしく、信仰心の深い人はツォムをしていますが、普通にお肉を食べている人も結構います。
 ただもちろん、普通のツォム(水曜日と金曜日)もあるので、うっかりマッキャートなどを注文すると「牛乳ないよ」と言われてしまったりします。
 ファシカ前のツォムも、ファシカ間近の頃はその断食度合が厳しくなったりしていたので、今回のツォムも、ガンナが近づくともうちょっと厳しくなるかもしれません。
 それにしても、またあのファシカツォムがあると思うと恐ろしい。(別に普段からお肉をよく食べているわけではなく、むしろ日本にいる時と比べたら全然食べていないし、お肉が大好きってわけでもないのですが、たまに食べるお肉が、あるのとないのでは全然違うんです。)ファシカツォムが始まる前に、首都で豚肉とかベーコンとかちゃんと仕入れておこうと思っています。
  1. 2012/12/21(金) 16:23:01|
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ブンナベット(コーヒー屋)


 エチオピアでは日常的にブンナセレモニー(コーヒー飲む催し)が開かれます。おうちでもやるし、ブンナベットでも飲む。
 道を歩いていると時々「シャイブンナ!」(お茶コーヒー!)と言われます。全然見ず知らずの人にも。
 任地では、コーヒーは1杯3ブルです。お茶(任地の町中では1ブル)と比べると3倍の値段です。が、誰かの家でいただくコーヒーはもちろん無料。しかも、3杯目まで飲むのがコーヒーセレモニーなので、「いらない」って言わない限り3杯飲めます。(もういいと言っても3杯出てくることもありますが。)
 コーヒーを飲む場合は、レストランよりもブンナベットの方がおいしいらしい。使ってる豆が違うそうです。私は自分でお金を払って飲む場合はコーヒーよりもマッキャートを飲んでしまうので、自分でブンナベットに行くことはほとんどありませんが。それでも日常的にコーヒーをいただいてます。友人の家に遊びに行くと、友人も、その近所の人もコーヒー出してくれたりする。見ず知らずの人にまでコーヒーご馳走するなんて、気前がいいというかホスピタリティに溢れているというか。ありがたいことです。

ブンナベット外観一例。(看板は関係ありません)
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コーヒー用品
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友人の大家さん宅でのコーヒーセレモニー
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コーヒーと一緒に、大体はポップコーンが出てきますが、インジェラにバレバレ(練り唐辛子)をつけただけものもたまに出てくる。この写真、見た目はサンドイッチみたいですが、酸っぱいのと辛いので、何とも言えない味。私は大体「お腹いっぱいだから」と断ってしまいます。(ちなみにこちらは高等裁判所の法廷でのコーヒーセレモニー)
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マッキャートは3~4ブル。ブンナベッドには大体電気がないので、電気が必要なマッキャートはありません。
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これがマッキャートとかシャイ(お茶)を温める?湧かす?マシン。
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こういうマシンがあることに、イタリアがエチオピアを占領していた影響を感じますが、手入れのためにこのマシンを分解すると、ものすごい数のゴキブリが出てくるらしい(目撃者談)。洗わない手で握手しているのと同様、そういう事実も真剣に考えたくはないです。
  1. 2012/11/29(木) 17:28:30|
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