My Life in Ethiopia

青年海外協力隊員としてのエチオピアでの暮らしについて。

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エチオピア南部旅行


 エチオピアにはたくさんの観光地があり、二大観光地が北部の遺跡(教会群など)と、南部の民族です。5月半ば、南部の民族を訪ねる旅をしてきました。
 まずは首都に移動。エチオピアの観光地はほとんど首都からしか飛行機が飛んでいないため、国内旅行をするにも大体一度首都に行かねばなりません。
 次に、首都アディスアベバからアルバミンチまで飛行機で飛びます。往復約2千ブル。これまでの隊員はアディスアベバからレンタカーを借りていくことが多かったようなのですが、色々な人の話を総合すると、飛行機を使ってアルバミンチからレンタカーを借りる方が、首都からレンタカーを借りるよりもトータルで少し安いらしいです。
 しかし今回の旅も、「幹事さんに全てお任せ。何となく民族見れればいいや」くらいの感じだったので、正直、いつ、何族を見たのかよく覚えていません・・・。が、しっかりした会計係がいつ、何に、いくら使ったのかをメモってくれていたため、このメモを元に記憶を辿ります。
 初日、アルバミンチ空港でパラダイスロッジというロッジの客引きに(自発的に)つかまり、泊まることになりました。エントランスからかなりいい感じでテンションも上がります。エントランスやレストランからの景色も最高です。
 翌朝、朝日を見ようと5時半頃からスタンバイしていたのですが、どんよりと曇り空。ホテルのエントランスからの朝の景色。「アルバミンチ」とは「40の泉」の意。
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 なんとなーくの朝日を見て、エチオピアらしからぬ豪華な朝食を食べ、早速レンタルのランクルで旅の始まりです。
 まずはコンソ村を見に行きます。途中の道が既に私の知ってるエチオピアっぽくない。バナナがわさわさと茂り、暑いし、人々の顔立ちも違う!ケニアとかウガンダっぽい感じです。
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牛渋滞に何度もつかまるし。
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乾季ゆえ川も干上がってるし。
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一方水のある川では洗濯してたり入浴してたり。
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民族の皆さんも普通に歩いてます。
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コンソの家はこんな感じ。屋根に壺が乗ってるのが特徴。
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 コンソ村見学の後、ランチを食べます。インジェラです。でもおいしい!いつもは油ギッシュで遠慮しておきたいカイワット(赤いワット)もお肉が柔らかくてびっくり。
 こちら南部名物ゴマンバスガ。(ほうれん草的な野菜と肉)
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 その後マーケットに。入場料が1グループにつき150ブル。ただもう終わりかけのため、人は少な目とのこと。でも色んな民族がいました。全体を撮るのはタダなのですが、誰か特定の人を撮ると2ブルほどかかるとのことだったので全体しか撮ってません。よーく見ると民族衣装の方々がかなりいます。
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 このマーケットの近くにソーラーキオスクがありました。屋根のソーラーパネルで自家発電可能。可能性を感じます。
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 そしてこの日の宿はジンカ。これがジンカのロータリー。
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 あまり大きい町ではありませんが、地球の歩き方にも載っている(らしい)GOHホテルに泊まり、その隣のoritホテルでインジェラを食べました。
 ここで問題発生。とある地方隊員が、「シロワットが40ブルなんて高すぎる。任地ではせいぜい20ブルだ」と言い出したため、出された英語メニューではなく、「アムハラ語メニューをよこせ!」と言ってみたところ。なんとアムハラ語のメニューではシロワットは25ブル(だったかな?)と、英語メニューとアムハラ語メニューで値段が違うということが判明。これ、先輩隊員もよく言っていたのですが、こういうの、未だにあるんだなぁとある意味感嘆。「私たちはエチオピアに住んでるし、レジデンスIDもあるし、何でファレンジ(外人)価格なの?」と粘ってみましたが聞き入れてくれず、結局シロワットに40ブルも払う羽目に。高い。
 翌朝は別のレストランで朝食を済ませ、唇にお皿をはめていることで有名なムルシ族に会いに行きます。ムルシ族は国立公園の中に住んでいるため、ムルシに会うためには国立公園の入場料もかかります(一人当たり160ブルほど)。さらに入村料が一人100ブル。さらに民俗村に入るには、それぞれローカルガイドを雇わなければならないため、意外に出費がかさみます

そうしてようやく出会えたムルシの皆さん。こちら。
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 ムルシ族は写真代が高く、被写体になってもらうと大人一人5ブル、子ども3ブルほどを渡さねばなりません。なので集合写真以外ほとんど撮りませんでした。これ、隠し撮り?
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子どもが牛糞を体に塗っていたのが結構衝撃的だったためお金を払って撮った写真。
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 思えば私は派遣国がエチオピアになり、エチオピアについて大急ぎで調べたら出てきたのがこのムルシを初めとする民族の皆さん。こういうのが美しいという価値観を持っている人たちと分かり合うことはできるんだろうか!?という不安を抱いていたものです。
 出会ってみた結果。あまりコミュニケーションを図っていません。エチオピアの公用語であるアムハラ語は私がいる北部アムハラ州の言葉であるため、南部では学校以外でアムハラ語を使わないらしく、アムハラ語が通じない人も多数おり、また、観光客慣れしているムルシの皆さんはほとんど「写真撮ってブルちょうだい!」しか言わないので、私はほぼ、写真を撮る人たちを眺めていました。

 思う存分写真を撮って、次にハマル族の村に向かいます。コーヒー(のようなもの)を頂いているところ。
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 ああ、この人たちも写真集で見た!この傷(ナイフで肌に傷をつけて模様にしていたり、カウジャンプという伝統行事でつくらしい傷など)、せっかくの美しい肌が痛々しい・・・と思うのはそれぞれの民族の美意識を理解できてないということなんでしょう。
 民族に興味のある方は色々なサイトをご参照ください。このサイト(http://www.saiyu.co.jp/special/africa/ethiopia/midokoro/southern_area/)とか分かりやすくまとまってます。
 ちなみにこの日はブンナベットに泊まりました。凹みまくったマットレスと共同水シャワーと共同トイレ。夜のトイレは危ない気がして行けませんでした。そもそも部屋だってちょっと蹴られたら開いちゃいそうな作り。しかしそれでも外人価格の一部屋60ブル。高い・・・。

部落に行く道はアフリカっぽい。
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夜のソーラーキオスク。この村には電気がないらしく、真っ暗な中でただ一つ光るルソーラーキオスク。冷たいビールも飲めます。
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 翌日はツァマイ族です。頭にひょうたんみたいなものを割ったヘルメットみたいなものをかぶってます。本当に美意識って色々すぎる。
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 その後コンソに戻り、インジェラでランチ。そしてお土産物屋さんへ。コンソの女性のスカートはフワフワしててかわいいです。
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モリンガを運ぶ女性。
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 ウガンダで見たモリンガは、ミラクルツリーと呼ばれ色々な用途に使えるため、任地で活用できないかと考えていたのですが、標高が高いと生えないらしく、私の任地ではモリンガを見かけることはありませんが、この辺りではいつも食べているらしいです。
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 お土産屋さんの後、アルバミンチに戻ります。本当はこの日(土曜日)のジンカマーケットに行って色々な民族を見たかったのですが、なぜか急に「行けない」と言われ、このような日程になりました。4泊5日の旅のうち、これで4日が終了。
 翌日は午後の飛行機で首都に戻るため、午前中にミニバスを借り切ってドルゼ村へ。この村は他の民族と違って「写真撮れ!ブルくれ!」と言わず、それどころか偽バナナの木から作ったコチョというピザ(とガイドは言っていました)まで出してくれました。お腹が空いていたので意外にバクバク食べてしまいました。焼き立てはおいしかったです。
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なついてくる子どもがかわいい。
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 全体的な感想としては、同じエチオピアといえども、今回旅した南部は自分が住んでいる北部とは、人々の顔立ち、言葉、気候、文化なども全然違って、まるで任国外旅行の気分でした。食べ物はほぼインジェラでしたが、どのインジェラも大変おいしく、任国外旅行でやって来る他国隊員がインジェラおよびエチオピアを大絶賛して帰って行くのも納得です。
 帰国まであと少しというところで、南部エチオピアを見れたのは大変有意義でした。私はこれまでこのブログでも「エチオピア」や「エチオピア人」について書いた気がしますが、「エチオピア」「エチオピア人」と言っても一括りにすることなんて無理だなということを痛感。宗教だって全然違う。この旅で「イグザビエルイマスガン(神様のおかげです)」なんて一言も聞かなかった気がします。民族の方たちは独自の宗教を持っているらしいですし、任地でほぼ全員が信仰するエチオピア正教も南部に行けば少数派。今更ながらエチオピアの広さと歴史の深さを感じた旅でした。
 しかし・・・私が普段よく行く村落部の皆さんも、南部の民族の人々と同じくらい伝統文化の中を生きていると思われるのに、かたや観光地化され写真を撮られてブルをもらう。かたやドナーからは「援助対象」とみなされ、あるいはただ放置されている。自分たちとしてはただ普通に生きているだけなのに、物珍しがられて写真に撮られてそれでお金をもらうというのは、あまり嬉しい事ではない気がするし、先進国の人々がたくさんやってくる中で自分たちの伝統文化を守り続けるのは難しくはないのかと思います。「他の文化を知らないから」と言えばそれまでですが、じゃあ自分たちを見に来る人たちのことを一体どう思っているんだろうかというのが気になります。今更誰にも聞けないのですが。

インジバラ近郊の村落部にて。
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 女性はよくこのような緑色のワンピースを着ています。珍しく子どもたちもお揃いのワンピースだったので撮ってみました。
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  1. 2013/07/03(水) 21:48:14|
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