My Life in Ethiopia

青年海外協力隊員としてのエチオピアでの暮らしについて。

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布草履作りを教える


 村落部(改良かまど製作グループ)の女性に布草履を紹介してから1週間が経ち、再び彼女たちの家に行ってきました。
 前回行った時に、布草履の製作は木曜日がいいと言っていたので「次の木曜日に来るからね!」と言っておいたのに、当然の如く教える相手の姿はない。しかしまたリーダーの女性が子どもを使いに出してくれたらしく、その間に雑談したり、また隣のお家のコーヒーに呼ばれました。
 一緒に行った郡スタッフは断ろうとしていましたが、布草履を使用した感想を聞きたいので、コーヒーをご馳走になることにしました。
 こちらのお宅で出されるコーヒーが塩入りなのは想定の範囲内。しかし、またもや予想通りというべきか、布草履をプレゼントした女性に「どんな感じですか?」と聞いてみたら、「履いてない」との返事。「何で?」と聞いてもよく分からず、「せっかくだから履いてみてください!」と言っても「そうは言っても」みたいな感じだったので、「夜は足洗うでしょ?その後履いて!」と言っておきました。(彼女たちの家は壁も床も土でできている。昼間はもちろん裸足。ただ、寝る前には足を洗うらしく、しかし足を洗った後も裸足だったらせっかく洗った足がまた汚れる。というわけで、耐久性に不安のある布草履は家の中用にしてもらおうかと。)

 私にはつらい塩入コーヒーを飲みながら雑談していると、段々と人が増えてきて、生徒役の女性、ツァハイ(太陽の意味)がやってきました。前回、「材料になりそうな布を用意しておくよ」と言っていましたが、もちろん持ってなさそう。でも心配ご無用!かなり大量の布を町の仕立屋さんからもらってきてあります。
 そんなわけで、塩入コーヒーを頂き続けるのもつらいので、早速始めることに。まず、布草履の作り方を教えるには、2人が胡坐をかけるスペースが必要なのですが、そこの居間だと、七輪が置いてあったり、人がたくさん座ってたりでスペースがなさそう。しかし彼女たちは気にせず敷物を持ってきてくれました。なので、「胡坐かいて座って、足に紐かけて作るんだけど、スカートで大丈夫?」と聞いたら、ツァハイがどこかに行ってしまいました。ロングスカートだから大丈夫なんじゃないかなと思いつつ待っていると、再び同じスカートのまま現れました。ん?着替えに行ってたんじゃなかったの?と思っていると、足を拭いている。どうやら足を洗っていたようです。(ツァハイは町の女性がよく履いているビニール靴を履いているのですが、靴下もないし、乾季の今、道は土埃まみれで、私も一日履いた靴下などは真っ黒です。)

 と、いうわけで講習開始。しかし編み始めは私にも難しく、「こうやって、そしてこうやって」と見せたのですが、我ながらいまいちな教え方。
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 布草履の作り方を英語にしてプリントして持って行っていたので、それを見ながら、私のを見てもらいながら、私が彼女のやり方を見ながら、何とか始めたのですが、なぜか途中で彼女が「私の家でやろう」と言い出しました。そこに男性が一人いたので、スカートだとやりにくかったのかも?しかしスカートの下にはズボン履いてたしな。理由はよく分からないまま、まずはなぜか(これまた理由は不明)隣にあるリーダーの家で茹でたトウモロコシと豆をご馳走になり、その後でツァハイの家に行きました。徒歩5分ほど。
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 ちょうど12時頃だったため、まずはインジェラとタッラーを出してくれました。しかしハエがすごい。子どもたちの体にもハエが群がる群がる。小さい子どもは下半身むきだしだし、暗くてよく分からなかったけどベッドには赤ん坊とお母さんが寝ている。こういうのって、「極度の貧困」※って言うのかなぁ・・・・・・でも家もあるし食べ物もあるし服も着てるし、「極度」ではないのかなぁ・・・・などと思いながらインジェラをご馳走になりました。
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 ランチ後、布草履作り再開。どうも彼女が要領を得てなさそうだったので、大丈夫かなぁと心配しながら見ていたのですが、何とか進む。
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 その間、たくさんの人が布草履作りを見に来ました。どうやら布草履が目新しいのと、いいアイディアだと思ってもらえたようで、試作品の布草履を見て色々聞いてきたりしてくれます。
 そして約2時間後。ようやく彼女の1足目が完成しました。いやーどうなることかと思ったけど、私のと比べてみると、彼女が作った草履の方が断然出来がいい!!(右が私作、左がツァハイ作)
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 最初の最初はものすごく幅の狭い物を作り始めていたので、一回最初からやり直したのと、「何回もギュッとして強化して!」と口を酸っぱくしたのが良かったのか。ていうか私のが下手過ぎ?またもや鼻緒が大きすぎです。
 この日は1足作ってお互い疲れたので、もう一足はまた来週という約束をして、お茶を頂いて帰りました。
 いつもこの改良かまど製作地に行くのは午前中だけで、1,2時間で帰って来るので、ランチをまたいで午後までいたのは初めてです。布草履作りはずっと地面に同じ姿勢で座っているので結構疲れます。が、充実した一日でした!

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布草履を履いてみるツァハイ

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お茶を沸かしてくれるツァハイ

※「極度の貧困と飢餓の撲滅」というのは、2000年に国連の世界首脳会議(国連ミレニアム・サミット)において採択された宣言の具体的目標であるミレニアム開発目標(MDGs)で、国際社会が2015年までに達成すべきであるとされる8つの目標項目のトップ項目に挙げられています。
 で、ユニセフによると、「絶対的貧困」とは必要最低限の生活水準が満たされていない状態だそうで、そう考えると「絶対的貧困」ではなさそうです。一方、世界銀行の定義によると、「貧困」とは1日1.25ドル以下で暮らすことだそう。1.25ドルは2013年4月26日のレートで23.2269エチオピアブルのようです。うーん、一日23ブル。任地では23ブルあったら1回外食できます。衣食住にかかるお金を考えても、それ以下で暮らしてそうな気がする・・・。つまり、国際機関の定義によると彼女たちは「貧困」ではあるが「極度の貧困」ではないということになりそう。

~おまけ~
私が参考にしている作り方では、最後に軸にする布/紐を切ってしまうのですが、今回使った軸用の布がかなり長かったため、ツァハイが、それを切らずに足首に巻いたらどうかな?と言っていました。確かに布草履がへたってしまうので、それもいいかも。
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家の中の様子
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ツァハイの家にあった敷物。羊の足の形がそのまま!!
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  1. 2013/04/26(金) 23:14:19|
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