My Life in Ethiopia

青年海外協力隊員としてのエチオピアでの暮らしについて。

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改良かまど(市場でのデモンストレーション編)


 ついに改良かまど(ゴンゼタイプ)を土曜日のガバヤ(市場)でデモンストレーションする日がやってきました。支援しているグループも毎週土曜日のガバヤで各種改良かまどを売っています。
 計画としては、三点かまどと改良かまど(ゴンゼ)を並べて、ダボ(パン)を焼いてみて、「ほーら、改良かまどの方が煙も少ないし、薪も少なくて済むし、早く焼けるでしょ。」とガバヤのお客さんたちにアピールして、ゴンゼを買ってもらう。です。
 まず、先日エチオピア人の友人の近所の人がご馳走してくれたダボがおいしかったため、友人に、そのダボの作り方を教えてもらいたい。という話をしたところ、材料は、小麦粉・水・砂糖・塩・イースト菌。だと教えてくれました。卵もバターも入ってないのね。知ってたけど。
 そして、先週のガバヤでダボを焼くための板(?)を買おうとしたのですが、「新しい板は扱いが難しいから、あなたには使えないわよ。」とエチオピア人の友人に言われてしまったので、郡のスタッフに相談してみたところ、その通りらしく、なので、その板は誰かに借りて、そして、ダボを焼くのも、専門の人を雇った方がいいと言われてしまいました。自分の活動なのだからダボくらい自分で焼きたかったのですが、確かにその板を使ったこともないため、言われた通り、ダボを焼く人を雇うことに。と言っても私には心当たりもないので、郡のスタッフと、土曜日にダボを焼いてくれる人を探し、さらに、そのダボの材料も、郡スタッフと私の共通の友人が揃えてくれて、「後は焼くだけ」状態にしてくれました。

これがインジェラやダボを焼くための板(新品)です。50ブルくらい。
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 もう一つの板は、先日改良かまどを置かせてもらったオフィスのお茶屋さんが貸してくれるということだったので、「じゃあ朝借りに行くね。」と言ったら、「割られたら嫌だから自分が焼く。」と言い出したので、ダボ焼き職人が2人。
 そして私と、郡のスタッフで土曜日、朝8時半にガバヤに集合してデモンストレーションの開始です。
 前日に初めて会ったばかりのダボを焼く人がちゃんと時間通りに板を持ってきてくれるかどうかが心配だったのですが、ちゃんと来てくれました。
 ところが予期せぬ問題が発生。
 ゴンゼがない。比較のデモンストレーションをするからには、三点かまどと改良かまどの両方が必要です。三点かまどは、その辺に転がっている石でできますが、改良かまどはもちろん、持って来なければないわけで。先日、志向ランキングを行った時に、「今週土曜日のガバヤでデモンストレーションするから、改良かまど(ゴンゼ)をたくさん持ってきてね。」と頼んでおいたのに、何と彼女たちはゴンゼを持ってきていなかったのでした。何たること。後で郡スタッフに聞いたところによると、改良かまどを運ぶためのガリ(馬車)が用意できなかったとか。

これがガリです。車と同じくらい使われてます。
P1110308.jpg

 無駄に1時間ほど待ち、その間に何とか一つだけ入手したゴンゼで比較をしました。
 ところが、ダボを一枚焼くだけだと、酸素がたっぷりの三点かまどの方が火の回りが早く、三点かまどの方が断然早く焼けてしまいました。改良かまどの方が早く焼けるって言いたかったのに・・・。
 と、その他諸々、今回も反省点だらけです。

 今回の反省点
1. ゴンゼがなかったこと
 既に4名の予約が入っており、その人たちには、「土曜日のガバヤに来てね。」と言ってあったのに、来てくれた人(1人だけだけど)にも売るゴンゼがない・・・。こういうところから信頼をなくしていくんだな~と痛感。
 また、デモンストレーションのギャラリーの中にも、買うよと言ってくれた人がいたのに、その場にゴンゼがない。…デモンストレーションの意味ない!!
 私たちの「デモンストレーションをするからね」をグループの人はどう受け止めていたんでしょう。水曜日の時点で知らせておいたのに。彼女たちがゴンゼを持って来なかったことには、郡スタッフも立腹していました。

2. 子ども対策
 ダボを目当てにか、ファレンジ(外国人)が珍しいのか、イベントに飢えているのか、子どもたちがものすごく集まってくる。火を使っているのに、どんどんどんどん近づいてきて輪が小さくなっていく。その度に郡スタッフや他の大人が木材で追い払うのだが、そんな体罰みたいなことしてほしくない。が、そうしないと子どもたちは全く言うことを聞かない。ロープを張っておくべきだったか。
 子どもたちが改良かまどに興味を持ってくれればいいけど、子どもには改良かまどを買う力がないので、「親に買ってって頼んでね」と言ってみるとか、次からは子どもをうまく使えたらいいのだけど。

ギャラリーは多いんだけど。
P1110184.jpg

知らない大人が子どもを追い払い中。
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3. 焼いたダボの行方
 焼いたダボは見学者にあげようと思っていましたが、どう考えても足りないので、ゴンゼを買ってくれる人にあげる。と言ってみましたが、誰一人買うと言わない・・・。
 なので、「改良かまどに関する質問に答えることができたらダボをあげるよ」ということで郡スタッフが「改良かまどの利点は?」などと質問開始。答えることのできた子どもがダボ(一人分くらい)をゲットしました。
 質問もたくさんは考えられず、答えるのも難しそうなので、結局、ほとんどをダボ焼き職人と私たちで分けました。結局砂糖は入れないで作っ(てくれ)たのですが、結構おいしかったです。

ダボをゲットして嬉しそうな子ども
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ダボ欲しさに答えたがる子ども
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4.配属先を巻き込むこと
 デモンストレーションの前日に配属先のエナジー部門長に進捗状況を報告したら、「大変素晴らしい!!」と大絶賛でした。また、1カ月ぶりくらいにヘッドも来ていたので、報告しようとしたら、「時間がない」とのこと、いずれも、土曜日にデモンストレーションするからと言っておきましたが、任地にいないので行けないと言っていたヘッドはもちろんのこと、その他の人も誰一人見に来てもくれなかった。配属先の人と活動するということについては、ほとんど諦めモードです。

5.天候
 ガバヤの前日の夕方に大雨が降ったため、当日も雨が降ったらどうしようと思っていたのですが、ガバヤの間はいい天気でした。が、地面や薪はちょっと湿っていて、火が点くのに結構時間がかかりました。せめて地面に敷くアルミ板を持って行くべきでした。

 と、色々うまくいかなかったデモンストレーションですが、なんだか今回は、自分の周りの人の優しさが身に染みました。
 まず、郡スタッフに、わざわざ休みの日につきあってくれたお礼を言うと、「自分の仕事だから」とのこと。正直もう本当にびっくりです。配属先の県スタッフは普段、全く何もしていないと言っても過言ではないくらいなのに。
 終わったのが11時頃だったので、ミーティングを兼ねてこのスタッフと一緒にランチを食べました。「今回はゴンゼもなかったし、三点かまどの方が早く焼けてしまったし、反省点だらけ。次回はどうしよう。」と言うと、今回のデモンストレーションは良かった。でも手間もお金もかかるし、次回からは展示だけにしようとのこと。そして、もし機会があれば、教会でデモンストレーションをしてみようとのことです。村落部の教会では、ミサの後に色々なトピックを話し合うので、そこで改良かまどについて話させてもらうことができたら、いいプロモーションになるとのこと。しかし、村落部の教会にはどうやってアプローチすればいいんだろう。

 また、シャイベットの女性(ハナ)は、最初、「私もダボを焼くから賃金を頂戴」と言っていたのですが、終わった後、「いらない」と言い出しました。いやいや、朝の8時半から、終わったのが大体11時頃(というか8時半に来てねと言ったつもりだったのに、8時から来てくれていたらしい)。その間ずっと火を起こしたり、ダボを焼いたり、子どもたちに注意したり、改良かまどの説明をしてくれたりしていたのに、しかも板もわざわざ家から運んできてくれたのに、賃金をあげないってわけにはいかないでしょう。と思ったのですが、「いらない」と言い張るので、食事に誘うことにしました。日曜日の12時にレストランで待ち合わせたのですが、なかなか来ない。30分ほど遅刻してやってきた彼女は、いつもとは全然違う服装。わざわざランチを食べるためにきれいな格好をしてきてくれたらしいです。自分はいつもと全く同じジーパンなのが申し訳なくなりました。

ハナ(右)とハナの夫の妹ファナ。二人でお茶屋をやってます。二人とも写真を撮られるのが嫌いなのですが、この日は撮ってもいいよと言ってくれました。
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 しかも、「今日は私のおごりだから何でも食べて、飲んで!」と言ったのに、何だか遠慮気味。この日は結構暑かったので私はスプライトを飲んだのですが、ハナは「高いからいい」と。確かにお茶1ブルに比べてソフトドリンクは7ブルとかなり高いのですが。普段、自分のお茶屋さんでは「お茶おごって~」「お腹すいた~ダボ買って~」と私におねだりしてくるのに。こちらもびっくりです。

 さらに、ダボ材料を捏ねてくれた女性(マツヘット=「雑誌」の意味)も、ダボ材料が入っていたバケツを返しに行ったら、逆にお茶を出してくれました。むしろ私がご馳走しなきゃいけないくらいなのに。と思って、「これからランチに行くけど、一緒にどう?」と言ったら、「服を着替えなきゃいけないから、また別の日に。」と言われました。実は、マツヘットの友人(ティムヘルト=「教育」の意味)が私の直接の友人で、ティムヘルトは妹さんが病気になってしまってバハルダールの実家に帰っているため、マツヘットを紹介してくれたのでした。二人はものすごく近所(徒歩3歩くらい。同じ長屋内)に住んでおり、職場も同じ郡のオフィス。なので私も以前何度か会っているのですが、そこまで親しいってわけでもない。なのに今回、小麦粉などをスック(キオスク)で買ってダボの材料を捏ねてくれたのでした。しかも私のお財布を気遣ってか、砂糖なしバージョンを(真意のほどは不明ですが)。

サトウキビ売り場の横でデモンストレーション。紙も貼らせてもらいました。
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郡スタッフが説明してくれる
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かまどに板を設置。その後、黄色い粉を撒く。何の粉なのか私には分からないけど。しかし油を引かなくても焦げないのにびっくり(もちろんテフロン加工などではない)。
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左が三点かまどで右が改良かまど(ゴンゼ)
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ダボ焼き中。
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 ガバヤは毎日やっているのですが、最大なのが土曜日。火曜日のガバヤもかなり盛大にやっているらしいので、次回はとりあえず火曜日のガバヤでゴンゼの展示をすることになっています。

記録用メモ(必要経費)
・デモンストレーション用薪一束12ブル(最近知ったのですが、この価格には、薪を購入者の家まで運ぶ運賃も含まれているらしい。売る人は購入者の家まで運んで、薪を束ねているロープを回収して帰ります。)
・ダボ材料 小麦粉1kg 12ブル×2kg イースト菌3ブル
・ダボ焼き職人賃金40ブル(板使用料含む)
・説明用画用紙5ブル×2枚
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  1. 2012/11/13(火) 23:21:39|
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